お知らせWhat's New

ホーム  >  お知らせ  >  県外研修報告

2024.12.05お知らせ

県外研修報告

2024年11月13日(水)から3日間、市川市保育施設協議会県外研修を5年ぶりに開催いたしました。会員19名で滋賀県大津市役所及び社会福祉法人湘南学園幼保連携型認定こども園「保育の家しょうなん」を視察させていただき、滋賀県大津市で全国に先駆けて取り組んでいる障害児保育やインクルーシブな保育等について学ことができました。大津市には8ヶ所の相談所や支援センター、療育センター等が整備され充実した環境があり、大津市の発達支援システムで切れ目のない支援体制が整っていることを学び市川市の障害児保育やインクルーシブな保育を進める上でとても参考になりました。
滋賀県大津市のこどもの発達支援施策の歩みは1973年障害児保育制度を開始(保育元年)し、障害の有無に関わらず、どの子も発達する権利を持っている、「希望するすべての障害児の保育園への入園」を目指した制度だそうです。千葉県市川市でも、まずは、その根底の部分をしっかり構築していくとの重要性を感じました。
社会福祉法人湘南学園幼保連携型認定こども園「保育の家しょうなん」の視察では、社会福祉法人湘南学園理事長で以前、当協議会の施設長研修会で情勢報告をしていただいた塚本 秀一先生(元 全国私立保育園連盟常務理事)よりご講演を賜り、大津市の障害児保育(インクルーシブな保育)の現場での取り組みについて学ばせていただきました。こども園の敷地内には、障害福祉サービス事業所「れもん会社」があり、園児が障害のある方と日常的に関わりをもちながら生活できる環境があり、1904年(明治37年)からは、児童養護施設湘南学園も運営し寝食を大切にする生活を送っている。その他にも2011年(平成23年)より母子生活支援施設「母と子の家しらゆり」も併設されており、総合的に福祉を支える施設となっていました。充実した環境と、福祉に携わる人材、地域が一体となりインクルーシブな保育や地域福祉社会が築かれていることを学び、今後の市川市での取り組みに役立てていきたいと感じました。有意義な研修会となり、千葉県市川市の児童福祉の向上につなげていきます。

IMG_1091
mosaic_20241203155830
mosaic_20241203160028
インクルーシブ保育について

Back

pagetop